受験感想

【公務員を目指す経緯】
 若くして仕事を辞める方のほとんどは、「人間関係」か「仕事」のどちらか、又は両方がうまくいかなかった方だと思います。私もその1人です。私は先輩との折り合いがつかず仕事にも支障が出てきたため退職しました。 当時は先輩が圧倒的に悪いと思っていましたが、現在落ち着いて振り返ってみるとお互いが悪かったなぁと思います。 

 さて、もちろん急に仕事を辞めたわけではなく、辞めたあとはどうしようかと常々考えていました。たいていの人はここで公務員という道を一度は意識するのではないでしょうか。で、少し検索して勉強の負荷が高い事や、無職になることの世間の目を気にして民間企業に転職される方が大多数だと思います。

 しかし私は公務員を選択しました。というのも、このまま転職してもまたすぐ辞めるだろうなと思ったからです。根性の無さには自信があります。そこで一度腰を据えて努力をして就職しようと思いました。努力(お勉強)しての就職はもったいなくて簡単には辞めないだろうと考えました。まぁ現時点では今後どうなるかわかりませんが。。。

 一番心配だったのは年齢制限でした。運がいい事に多くの公務員試験は2年(2回)挑戦することが可能でした。「失敗したらどうするんだ」という声が聞こえてきそうですが、2年もチャンスがあって2年とも不合格だった場合、自分には知的活動は向いていないだろう。諦めて自分に向いている職業を探そうという気持ちでした。

 ちなみに私は20代後半ですが、年齢による不利はほとんど感じませんでした。むしろ基本的には圧倒的に有利だなと感じました。しかし採用後は苦労するかもしれません。やっかいな新人になることは間違いないと思うので、真摯に仕事に向き合う必要があると思います。


【公務員を目指して】
 1番苦労した事は、世間の冷たい目線に耐えることです。美容院にいって「お仕事は何されているんですか」とか「今日は休みなんですか」という質問は言葉の暴力だなと感じました。(ちょっと盛りました) 退職して3ヶ月程は非常に辛かった事を覚えています。

 2番目に苦労した事は、健康管理です。完全無職でしたので夜中4時に寝て、昼の12時に起きるという事をしても誰も迷惑しないため、生活のリズムが崩れてきます。また家族と以外会話する事がほとんどないため、声を出すのがしんどくなってきます。家から出る必要がないため体が弱ってきて、日光がしんどくなってきます。 ほとんど廃人になってから気づきました。このままじゃヤバいと。

 3番目に苦労した事は、やはり勉強です。というのも公務員試験の勉強をしてて「仕事にほとんど意味ねぇな」と強く感じていたため、凄く無意味なことに思えたからです。おそらく役に立つのは「英語」と「専門試験の一部」、あと論作文だと思います。しかし勉強は慣れてくると楽しくなるものです。やり始めは強烈に辛いですが。

 上記は独学、無職の場合の苦労したことです。予備校に行かれる方やバイトをされている方では、違った苦労があるかもしれません。特に「お金」には苦労すると思います。


【公務員試験を振り返って】
 1番気になった事は、受験者に元気が無いことです(特に技術職)。公務員を目指すだけあって真面目な人が多いように感じますが、変な真面目さを持っている人が多いと思います。もう少し肩の力を抜かないと苦労するではないでしょうか。

 高齢受験(26歳以上とします)に関しては圧倒的にお勧めします。というのも高齢になると一般企業に入社する事は非常に難しくなってきます。むしろ新卒以外はほとんど不可能に近いです。このような状況で安定した職業に就くことは公務員以外ないに等しいので挑戦する価値はあると思います。特に完全にニート・無職の人は厳しい状況ですが非常に大きなチャンスだと思います。

 女性に関しては絶対に公務員をお勧めします。理由は以下2つです。

(1)民間企業で働いている年配の女性はほとんど存在しない
(2)定年まで働いた女性を聞いたことがない = おそらく日本に存在しない

 反論はあるかもしれませんが、女性は社会の中では圧倒的弱者です。徐々に改善されてきてはいますが、上記2つが事実である限りは否定できないでしょう。それを踏まえたうえで、公務員が最も女性に優しい職業の一つだと強く感じます。





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